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るハこわいのと恥(はづ)かしいのと嬉(うれ)しさに只(たヾ)じとして居(ゐ)
たりける九次郎(くじらう)ハそろ〳〵と腹(はら)のしたへ撫(なで)おろし臍(へそ)【字は「𦜝」】
の下(した)から玉門(おんこと)をさぐり見(ミ)るにうつすりと四五本(しごほん)生(はへ)て
ふつくりとまだ手いらずの上開(じやうかい)なり中指(なかゆび)をつばにて
ぬらし一本(いつほん)いれてそろ〳〵と人形(にんぎやう)を遣(つか)ふに少(すこ)しづヽ
鼻(はな)いきあらくあれもう其御手(そのおて)を御取(おとり)なすつて下(くだ)
さいましよいつそもうといふ聲(こゑ)ともろともにおし
うるほひ【潤い】が出(て)るともはやたまりかね是(これ)までなり