Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: 春画資料

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 211 B (3) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 211 B (3) - ページ 35

ページ: 35

翻刻

助兵衛(すけべゑ)九次郎(くじらう)漸(やう)〻(〳〵)と言(い)ひ分(わけ)立(たち)て大悦(おほよろこ)び供(とも)に其座(そのざ)に連(つら) なりて終日(ひめもす)【ひね?もす】座(ざ)𪥌(けう)【=興】を添(そへ)たりけり是(これ)より助兵衛(すけべゑ)が仲人(なかうど)にて させ子(こ)が方(かた)にハ衣類(いるい)諸道具(しよどうぐ)僉(ミな)〻(〳〵)新規(しんき)に鎌倉(かまくら)へ注文(ちうもん)成(な) して拵(こし)らへれバせきにせけども急(きう)にハ出来(でき)ず彼是(かれこれ)日数(ひかず) 六十日も空(むな)しく春(はる)の立過(たちすぎ)て待(また)るヽ甞(なめる)が男根(へのこ)の淋病(りんびやう)斯(かく) てハさせ子(こ)が支度(したく)出来(でき)ても床入(とこいり)叶(かな)ハぬ事(こと)なりとあせりて 医療(いりやう)を尽(つく)すといへども夏(なつ)ハ殊更(ことさら)此病(このやまひ)薬(くすり)の利目(きヽめ)遅(おそ)くして 終(つひ)に仲人(なかうど)助兵衛(すけべゑ)をもて病気(びやうき)ゆゑ全快(ぜんくわい)までまづ輿入(こしいり)を延(のハ)