琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球人来朝記 一之二 - 翻刻

琉球人来朝記 一之二 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

の遺跡とも多しといふ也。東山殿の【*】 頃より。彼国には我国の仮名字 を用ひしと見へ。また其国の人とも。 我国の和歌をよくするもの少(すくな)からす。 《割書:琉球人の。和歌いくらも見へたり。|此らよめるものともあり。》山川等の名 も。人の名にも。みな〳〵我が国の言葉 なるも多し。誠に我国の神々をま つれるゆへ。故蹟いくらも世に聞へ たり。されは彼国の始祖は。我国の 人たる事は一定なり。但し為朝の 後と申は。如何あるへき。都(すべ)て彼国 の事とも審りならぬこと多し。 【*「殿の・頃」の下に不可解な修正あり】