翻刻
○揚州十日記○嘉定屠城紀略
右二書は明末清初の事を記たる書にて十日記は揚州の人王秀
楚といへるもの清の乱兵にあひ十日の間からきめうけし事を
つふさに記してそのいたましくなけかはしき事/閲(み)るもの身の毛もよだち
魂もきゆる計なるありさまあり太平の人治に乱を忘れすおこたるまし
き事をいましめり屠城紀略は明末南京亡ひてのち侯峒曽黄淳耀
等義兵をおこしたる始末つぶさにしるせり此二書救荒には與らされ
とも飢歳盗賊のおそれあれは此に附記せり 齋藤 蠡校
天保四年巳九月上木
本石町十軒店 英 大 助
発行
芝 露月町 和泉屋 半兵衛
麹町 四町目 角丸屋 甚 助
書林
四谷 竹 町 三田屋 喜 八
【四つ目菱紋】本居【矩形で囲む】技┃┃┃┃