キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [2] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [2] - ページ 101

ページ: 101

翻刻

 候得軍は味方之勝与見に申候何迚詰寄不申  候哉与再三使を遣候得共一円進み不申候故  太左衛門は差物を怒き陣所に聢与持せ置足  軽自身之者共随分情を出し候得追付惣軍詰  寄せさせ可申与申含置馬にて組頭共惣人数  之前へ乗廻し何迚先手へ詰寄せ不申候哉敵  を早打志ら満せ候能かゝり志同あひにて候  間急き懸り候得与麾を振候て進免候得共一  円進み不申候に付又本之陣所へ参鉄炮をゐ  打申候太左衛門進免に参候時原田伊予与覚  しく見に候男白縮緬之羽織着緋縮緬之暖帟  之差物にて河原毛之馬に乗同勢ゟ二三十間  程乗出し候と見に候得共又引取同勢に加り  敗北仕候上月八助斗浜手へ出鉄炮を二つ三  つ打夫ゟ引取申候与相見申候然處に敵山之  手へ廻り惣軍勢之中へ鉄炮を打懸申候故味  方敗軍仕候浜手之四組之足軽は味方敗北候  後も暫く鉄炮打せ居申候得共是も崩而引取  申候其以後は太左衛門一手斗良暫く踏留跡  に残り鉄炮をゐ打申候太左衛門大塚久助と