翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂流記 - 翻刻

漂流記 - ページ 10

ページ: 10

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 口々贈り呉私共手元ニ而煮焼仕候給申候塩醬油  薪様之物も被呉正月下旬頃日茄子大根冬瓜  西瓜沢山ニ御座候 一綿の木見請申候大木之分は三尺廻り之刀豆様の  物なり中粒ニ相成り綿御座候種も綿も一ッに  三ッ宛御座候右の種三十計取帰り長崎揚り屋  之庭へ植置候処七本計生居申候葉は日本のはせ  の木同様ニ御座候 一男女共髪はハタン国もマネラ国も同様ニ御座候 一逗留中番の侍弐人釼を帯鉄砲を持居申候長々の  逗留故何となく心易く相成町も見物仕度書つけ申候処  番人より相制シ候て全心易きにまかせ番人共に  捕転セ置外へ出掛候所釼を抜候て振り■申候処  刃引ニて一向切ㇾ不申候右次第彼地上役人見付  番人を厳敷呵り候様子相見申彼地之者とも  日本人よりは弱く相見候凡十五メ計御座候