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一イキリス国阿蘭陀国モウロス国リウキウ国朝鮮国
クロス国等出屋敷御座候
一右之所ニ五十日計逗留仕申候
一八月廿日頃私共十四人三十石積位之船ニ乗セ上乗役人八人
船頭水主十人計都合丗餘人乗組カントウ国出船仕北東へ
日数二十日計走り申候所十月下旬サフと申国へ着船仕候
カントウ国ゟサフ迄大川筋船ニ而参候里数唐ノ里数ニ而
四千八百《見せ消ち:里|七》十五里計と承り申候着船即日上陸仕候
【上部に追い書きあり】
此町数二万九千二百五十丁日本里数ニシテ八万拾二り半
一カントウ国ゟサフ国迄道筋之内陸地通行致候節は私共は
輿にのセ申候其輿屋根も柱も黒塗三方は厚紙様の物
ニ而張り黒塗尤左右の窓キヤマンニ而四方見へ透申候
前は竹簾ニ而御座候
一カントウ国ゟサフ国往来ノ道二筋御座候雨天の節の
道は敷石ニ仕り御座候日和道は常ノ道に御座候
一此所ニ而彼地役人之宅ニ而三十日計逗留致し候
給物等はカントウ国同様ニ御座候