翻刻
【右丁】
一種
くわかたさう
いわきゝやう
野州 日光(につくはう)山に産(さん)す春月 宿(ふる)
根より生し葉は香薷(かうしゆ)に似
て短小(たんせう)円茎(まるくき)【注】対生(たいせい)す春三四
月 梢(こすへ)に淡紅(うすあか)色の花を開く
四 弁(へら)にして柳葉菜(りうやうさい)《割書:あか|はな》に似て
実は扁(ひら)たき莢(さや)を結ふ
一種
紅花
の物
【左丁】
一種
葉 円(まる)く鋸歯(かゝり)
なく茎緑色 淡(うす)
碧(あをき)花を開く物
【注 「円茎」のルビ:他の文書では①まるきくき ②まろきくき ③ゑんけい が多い。コマ73では「まるきくき」となっている。(①は『本草図譜.31-33』コマ4など ②『これこれ草 2巻. [1]』コマ13など ③『本草図譜. 巻31-33』コマ34など)】