翻刻
【右丁】
仙人掌草(せんにんしやうさう) けいそくさう
陰地(いんち)の石間(せきかん)に生す一 根(こん)叢(さう)生し初生(はしめ)は一 茎(けい)五葉長すれは一茎八九葉
に至る葉 背(うら)の周辺(めくり)に花実あり是 紹興(せうこう)の証類(しやうるい)本草に図する所と
合(かつ)せり先輩(せんはい)此 草(くさ)を以て井口辺草(せいこうへんさう)に充(みつ)然(しか)れとも井口辺草(せいこうへんさう)は井(いの)
口(くち)及ひ井辺(いのほとり)に生する草の総名(さうめう)となすへし又先輩 覇王樹(はわうしゆ)《割書:さほ|てん》を
以て本条(ほんしやう)に充(みつ)れとも蘇頌(そせう)の説に《振り仮名:貼_レ壁而|へきにてうして》生又曰葉 細而(ほそくして)長又
仙人杖草(せんにんしやうさう)《割書:あきの|のけし》の集解(しうかい)に李時珍(りしちん)仙人掌草(せんにんしやうさう)《振り仮名:生_二于石壁上_一|せきへきしやうにせうす》といへは覇(は)
王樹(わうしゆ)《割書:さほ|てん》にあらさること知へし
【左丁 文字無】
【五行十五字目「昭」のルビ「う」は別の字の上から書かれているように見える】