翻刻
【右丁】
含生草(かんせいさう)
度々捏斯(どゝねうす)に
載(のす)る所の物
【左丁】
玉柏(きよくはく)
につこふのまんねんくさ
野州(やしう)日光山(につくわうさん)に多
く又 北地(ほくち)の深山(みやま)
稀(まれ)にあり甚(はなはた)杉苗(すき)
に似て葉 細密(さいみつ)に
して軟(やはら)かなり大なる
ものは五六寸に到(いた)
る夏月 梢(こすへ)に穂(ほ)を
生すること一寸 許(はかり)
黄赤色(かはいろ)の花粉(はな)
を簇(そく)生す
【版心の中央】
玉柏
【十九行一字目~「黄赤色」のルビ「か」は別の字(「く」ヵ)の上から書かれている】