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コレクション: コレクション3

荳瘡養育 - 翻刻

荳瘡養育 - ページ 10

ページ: 10

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【右丁】 衣服(いふく)ほどよくすべしあたゝめ過(すこ)し汗(あせ)を出すへからす 痘はものにあやかりやすきゆへ紅絹(もみ)を屏風(ひやうふ)などに かけて出ものをして紅活(こうくわつ)ならしめんがためなり ○さゝ湯(ゆ)と云はかろき湯(ゆ)といふこゝろなり四五日 前(まへ) より米泔水(しろみつ)をとりてよくねさし置(おき)うわ水を 湯に焚(たく)べしむさと外(ほか)の品(しな)をくわへ又 酒(さけ)など入へからす よく湯に焚(たい)て手拭(てぬくひ)にしたしとくとしぼりてかせ たる痘のあとをしか〳〵とおさへ湯の気(き)をあつれは かせの熱(ねつ)こゝろよくおさむるなりかならすぬらし洗(あら)ふ 【左丁】 へからす面部(かほ)は目の上下をよげて眼中(めのなか)に湯(ゆ)の 気入れは目をそこなふ事あり手足(てあし)総身(そうみ)まんべんに 湯をひくべし脊(せなか)はかろくあつへし湯のあと にて風(かせ)にあつへからす又二三日へだてゝ二 番湯(ばんゆ)を すへし又二三日ありて三番湯をし其後常の湯へ入れ へし重(おも)きは日数にかゝはるへからす ○総て小児出生よりして痘前(とうまえ)は預(まへかた)隔(ふせく)の法(ほう) 数多(あまた)ありといへとも何れも経験(しるし)なし唯(たゞ)臘(ろう)八の 《振り仮名:神製陰陽兔血丸|しんせいいんやうとけつくわん》にのみあつかるものと思へり