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コレクション: コレクション3

荳瘡養育 - 翻刻

荳瘡養育 - ページ 9

ページ: 9

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【右丁】 見点(けんてん)して天日(ひる)の光(ひかり)てなくては血色(けつしよく)の紅白(あかしろ)虚実(きよじつ)を 見わけかたきものとしるべし ○疱瘡神を祭るは穢汚(けかれ)不浄(ふじやう)を避(さけ)るためなり 痘児の居間は潔(きよ)くすべし神を鎮座(まつら)さしむる事 俗説(ぞく)といへとも傚(なら)ふてくるしかるまじ ○袖の長き肌着(はたき)じゆ半を着(き)せて左右の手の出ぬ やうに袖の長 ̄サ三四寸も出し置(おく)なり小児 夢(む)中に 頭(かしら)面(かほ)を掻(かき)やぶらせぬための用心なり ○食事(しよくじ)に魚類は干肴(ひさかな)にても乳呑(ちのみ)子なれは親子 【左丁】 ともに無用なり酢(す)酒(さけ)麪(めん)類 餅(もち)類 油気(あふらけ)くさみからみ 菓実(くたもの)生冷(なま)の物みな忌(いむ)べし痘神の好物(すき)などゝ 云へる事 俗中(ぞく)に在(あり)かならす喰(くは)しむべからす ○痘の間(ま)へよしあしともに臭気(かざ)をいむへし懐中(ふところ)の 匂袋(にほひ)或(あるひ)は梅花油(はいくわあぶら)など用ゆへからす又見なれぬ人出入し 声高く人をしかり痘児を驚(おとろか)すへからす食物(しよくもつ)を煮(に) 茶をせんじ酒をあたゝむ事あるへからす最初(さいしよ)より 一間(ひとま)に極(きはめ)て外へつれ出ぬやうにすべし小児はよくくせに なるものゆへ心得第一也又時節の寒(さむさ)暖(あたゝか)にしたかひ