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コレクション: コレクション3

荳瘡養育 - 翻刻

荳瘡養育 - ページ 12

ページ: 12

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【右丁】 ○眼(め)を護(まもる)るは第一世上に紅粉(べに)を顔(かほ)にぬる事 古法(こほう)也 といへとも益(ゑき)なし見点(ほみせ)の部 位を考ふるに妨(さまたげ)あり かならす用ゆへからす收靨(ふたむすび)【注】の時 睫毛(まつけ)をとぢてひらき かぬるは鳥(とり)の羽音(はおと)を聞(きか)せてふとあけさせる抔よし 眼中(めのなか)痘入て眼 薄見(うすみ)へなる児(こ)は雀(すゞめ)の生血(いきち)を其 儘(まゝ) 絞(しぼ)り入るに一夜二夜にてもとの眼となる又眼中 翳障(めぼし)出るはやはり此血をさし曲垣《割書:かたの|内なり》に針三四分 おろす事あり三日ほとにて忽然(こつぜん)と愈(いゆ)此外 療治(りやうち) 数々(かず〳〵)あり医家(いしや)に寄(たのむ)るへし 【左丁】 ○鼻(はな)に気を付べし序熱(じよねつ)の頃より鼻の垢(あか)をとり おくへし乳呑子(ちのみこ)は貫膿(ほんうみ)の頃より鼻息(はないき)ふさかりて 乳をのみかぬるものなりまへかたより折々(おり〳〵)気を付て 鼻の中を見るへし又 重痘(おもき)にて鼻の辺(ほとり)潰爛(くつれたゞれ)して 鼻孔(はなのあな)閉(とづ)る者多し平愈(なほりて)後(のち)閉塞(とぢふさが)りたるあり貫膿 の頃の手当(てあて)によりて鼻孔(はなのあな)始終(しじう)閉(とぢ)さる手当あり 愈(いへ)ては猶(なを)全(まつた)くす外科医(けくわい)に託(まか)すべし《割書:予に》経験(こゝろみ)の 療治(りやうぢ)あり告(つぐ)へし乎 ○掻破(かきやぶ)るは灌漿(みつもり)の頃あやまりてするわさ也 直(ぢき)に 【注 收靨(しゅうよう)は、疱瘡、瘡(かさ)、傷などがなおって、皮膚の表面が乾いた状態になること。】