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コレクション: コレクション3

荳瘡養育 - 翻刻

荳瘡養育 - ページ 13

ページ: 13

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【右丁】 粉(こ)をふりかけよろし其粉といへるは何(なに)にても雨露(あめつゆ) のあたりて朽(くち)てたわひなき物を用ひて粉にすべし 屋上(やね)の枯草(かれくさ)或は古苫(ふるとま)朽縄(くちなわ)なとの類を細末(こに)して ふりかくべし上の風をふせき下のしるをすひてかは かさぬものよし兼而(かねて)用意(ようい)しかたはらにおくべし 少しにてもかきやふらしむる時は其 儘(まゝ)ふりかくべし水 もりの時甚入用なり膿(うみ)となりて後(のち)は害(がい)少なし 世(よ)に土器(かわらけ)を用ゆる事或はうどん粉なとをふりかくる 事至而 悪(わろ)し又痘のうちに一粒(ひとつぶ)かゆきありこと〳〵く 【左丁】 かゆきものにあらすかのかゆみある一粒につきて外を 損(そん)するゆへ荊芥をこよりにひねり込て火をつけ かゆき痘のさきへ火をあつれはかゆみとまる世俗(ぞく)に 荊芥(けいがい)を袋(ふくろ)につゝみかゆがる時上をたゝくは甚 僻(ひが)事 なり益(ゑき)なし或は見へかゝりに物にあやかりてかゆみ あるは龍顔(りうがん)の売(から)【殻ヵ】を焚(たく)べし ○一角(うにかふる)は解毒(げどく)のものにして痘に妙(めう)なりとす発(ほつ) 熱(ねつ)より出斉(てそろひ)まて鮫(さめ)にておろし一弐分宛さゆにて用ゆ第一 見点(ほみせ)せし時 貯置(たくはへをき)し兔血丸を取出して冷水にて呑(のま)しむる