疫病関連資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

荳瘡養育 - 翻刻

荳瘡養育 - ページ 14

ページ: 14

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【右丁】 事 忘(わす)るへからす又柳の虫は痘毒(とうとく)肌表(はたおもて)へ追透(おひすく)の 功(こう)あり是等も心得用ゆへし水煎し虫を去り 服(ふく)すへし此外人の知(し)れる阿蘭陀テリアカ 兔鹿丸の品々用薬ありといへとも混雑(こんざつ)してあしゝ 他を用べからす古しへより痘に薬なしと云諺在 吉(きつ)痘は薬を用ひて害(がい)あるあり凶痘は薬も益(ゑき)なし 中痘は又薬のためにあやまたるゝもの多し 表裏(ひやうり)の虚実(きよじつ)を察(さつ)し歳運(としこと)の偏(おとり)勝(すくるゝ)を考(かんかへ)て 温涼補瀉の妙機(めうき)を前知するにあらされは日期(ひかず)【注】 【左丁】 ある病(やまひ)ゆへ誤治(あやまり)を救(すく)ふの法なし可恐可慎まこ とに痘に薬なきを知りて薬を用ひはあやまち なきに近(ちか)し 【注 7コマ6行目の「日期」に「ひかす」とあり。】