東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 1

前訓 - 翻刻

前訓 - ページ 27

ページ: 27

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男女(なんによ)の童子(どうじ)口教(くきやう)の趣(をもむき)は先幼稚(まづようち)の時(とき)より常理(つねのり)を           《割書:いはれ| 》        《割書:ひとのみち| 》 心(こゝろ)に納得(なつとく)し末(すへ)々(ゝ)成人(せいじん)の後(のち)たよりとも成(なる)べき品(しな)乃          《割書:をとな| 》 急務(きうむ)ををしゆ嬰児(ゑいし)の身(み)なれば事多(ことおほ)くては覚(おぼ)へ 《割書:いそぎすべきことばかり| 》《割書:おなごのこおとこのこ| 》 がたく勉(つとめ)がたかるべし故(ゆへ)に甚切近(なはなだせつきん)なる節用(せつよう)を少(すこ)しく              《割書:きつうてちか| 》 述(のべ)て小学(せうがく)に入(いる)の階梯(かいてい)ともなれかしと思(おも)ふのみ          《割書:はしご| 》                           施印 付録(ふろく) 司馬温公家範(しばをんこうかはん)     婦人六徳和解(ふじんりくとくわげ) 柔順(じうしゆん)   柔順(じうじゆん)とは物(もの)やはらかにして慈悲(じひ)ふかく父母(ふも)に順(したが)ひ 《割書:やはらかにしたがふ| 》つかふまつりて能其(よくその)ちからを尽(つく)すをいふなり  然(しか)るに女子(によし)は夫(をつと)の家(いへ)に嫁(か)すれば父母(ちゝはゝ)につかゆる事(こと)かなはずされば             《割書:よめいり| 》  親(をや)の家(いへ)にあるうちは殊(こと)に父母(ちゝはゝ)に孝行(かう〳〵)をつくすべし夫(をつと)の家(いへ)に嫁(か)                                《割書:よめいり| 》    しては舅姑(しうとしうとめ)につかふまつりて苦労(くらう)をかへりみず夫(をつと)に順(したか)ひて志(こゝろざし)を  尽(つく)し老(をひ)ては子(こ)にしたがふべしこれ父母(ふも)に育(そだて)られしその厚恩(こうをん)を  報(むく)ゆるのいはれなり勿論親類縁者(もちろんしんるひへんじや)ともむつまじく下部(しもべ)を憐(あはれ)み  幼者(いとけなきもの)は他人(たにん)の子(こ)といへども我子(わがこ)のごとく愛(あい)し人にさからはずせは〳〵し