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コレクション: コレクション3

麻疹癚語 - 翻刻

麻疹癚語 - ページ 12

ページ: 12

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【右丁】 纔(わづか)に指(ゆび)を折(を)る計(ばか)り。一粒(ひとつぶ)鹿児(がのこ)の やうなりしが。年(とし)立(たち)かへるあした より。万歳殿(まんざいどの)がお来(き)やつて。 実(まこと)に目出(めで)たうましんますと。 祝(いは)ふて往(ゆき)し詞(ことば)に違(たが)はず。それ からそろ〳〵まつちやらこ。あつ ちらこちらと伝染(でんせん)して。麻疹(ましん) 【左丁】 ます〳〵盛(さかん)なれど。天道様(てんたうさま)のおた すけにや。昔(むかし)にかはりて世なみよく。 うつくしく出揃(でそろ)ひて。今は板(いた) 〆(じめ)の麻(あさ)の葉(は)の如(ごと)く一 面(めん)になりぬ。 されば御 江都(えど)の繁華(はんくわ)の地方(とち)。 四 里(り)四 方(はう)の其(その)間(あひだ)。爰(こゝ)の門(かど)にも はしかの妙薬(めうやく)。かしこの裏(うら)にも