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コレクション: コレクション3

麻疹癚語 - 翻刻

麻疹癚語 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

【右丁】 麻疹(ましん)の奇方(きはう)と。筆太(ふでぶと)に見しらせ たる間(ま)に合(あひ)招牌(かんばん)のおびたゞしさ。 仁(じん)の術(じゆつ)やら術(じゆつ)ないやら。はしか 銭(ぜに)をしてやらふと。人たらしの 多羅葉(たらえう)に。麦(むぎ)どのゝ歌(うた)をそへて 売(うり)あるく奴(やつ)あれば。食物(しよくもつ)の能(のう) 毒(どく)を施印(せいん)にして配(くば)るもあり。これ 【左丁】 らはすこしく陰徳(いんとく)の仕(し)どく彫(ほり) ぞん紙(かみ)づらへ。損(そん)をして毒(どく)を みる禁物(きんもつ)の心得(こゝろえ)にはなるべ けれど。軽(かる)いはしかは医者(いしや)をも たのまず。多(おほ)くは荊防敗毒散(けいばうはいどくさん)。 升麻(しようま)葛根(かつこん)当分(たうぶん)の。買薬(かひぐすり)にて 仕(し)て取(と)れば。寐(ね)る目を寐(ね)ずに熟(じゆく)