疫病関連資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

麻疹癚語 - 翻刻

麻疹癚語 - ページ 24

ページ: 24

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【右丁】 年も間(あひだ)あり。又 邪気(じやき)の盛(さか)ん なる折(をり)は。三年目にはやりたる 事もあり。これを以(もつ)ておす時(とき)は。 決(けつ)して神(かみ)の為業(しわざ)に非(あら)ず。疱瘡(はうさう) 神(がみ)はこれにかはりて。眼前(がんぜん)曹司(ざうし) が谷(や)に。鷺明神(さぎみやうじん)の幟(のぼり)をひらめかせ。 下総(しもふさ)に芋(いも)の神(かみ)のお石(いし)をいだす。 【左丁】 湯(ゆ)の尾(を)峠(とうげ)の孫杓子(まごじやくし)。いもを すくふ霊験(れいげん)あれば。さゝら三八も お宿(やど)を申(まう)し若狭(わかさ)小浜(をばま)の六郎 左衛門(ざゑもん)も。神酒(みき)備(そな)へをもてなす。 それさへ延喜式(えんぎしき)の神名帳(しんめいちやう)には 名(な)をはぶかれ。宇田川町(うだかはちやう)の裏(うら) おもてを尋(たづね)て見ても。薮芋屋(やぶいもや)