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コレクション: コレクション3

麻疹癚語 - 翻刻

麻疹癚語 - ページ 25

ページ: 25

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【右丁】 といふ家名(いへな)もみえず。やう〳〵 近年(きんねん)半田稲荷(はんだいなり)も鈴振(すゞふ)りが。 疱瘡(はうさう)も軽(かる)い麻疹(はしか)もかるいと。 ひと口(くち)にうたひ出(だ)して。どうやら 痘神(いもがみ)の居候(ゐさふらふ)のやうにはきこ ゆれど。まだ赤(あか)の飯(めし)にもあり つかず。醴(あまざけ)もふるまはれず。《振り仮名:木兔|みゝづく》 【左丁】 達磨(だるま)の御伽(おとぎ)もみえねば。さらに 神(かみ)とはいひがたし。もし神(かみ)が在(ある) 物(もの)ならば。廏(うまや)【厩は俗字】の隅(すみ)にたらひをかぶり。 しやがんで居(ゐ)ずとも爰(こゝ)へ出(で)て。 一問答(ひともんだう)いたされよと。渋団扇(しぶうちは)に あふぎ立(たて)。七厘(しちりん)のかた炭(ずみ)の如(ごと)く おこりたち。病(やま)ぬはしかに咽(のど)を