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コレクション: コレクション3

麻疹癚語 - 翻刻

麻疹癚語 - ページ 27

ページ: 27

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【右丁】 延喜式(えんぎしき)などへは顔出(かほだ)しもならね ども。邪正(じやしやう)こそはかはりたれ。それも 神(かみ)これも神(かみ)也。何(なん)ぞ麻疹(はしか)に神(かみ) なしといふべけんや。昔(むかし)阮瞻(げんせん)無鬼(むき) 論(ろん)を執(しつ)す。鬼(おに)来(きた)りてこれと問答(もんだふ) せり。汝(なんぢ)かし本(ほん)の端(はし)をわづかにみて。 我(わが)ともがらをやすくする事(こと)。野幇(のだい) 【左丁】 間(こ)の江戸 神(がみ)の如(ごと)く。又(また)疱瘡神(はうさうがみ)の 食客(ゐさうらう)とおもへり。はじめにも見え たるごとく。我(われ)は欽明(きんめい)敏達(びたつ)の 朝(てう)に此地(このち)に渡(わた)り。疱瘡(はうさう)は聖武(しやうむ)の 御宇(ぎよう)にわたり来(き)て。我(われ)から見(み)ては八十 余年(よねん)の新参者(しんざんもの)也。よしや新古(しんこ)の 席論(せきろん)はさし置(おい)て。疱瘡(はうさう)は美目(みめ)定(さだ)め。