翻刻
【右頁】
菖蒲
〽軒端たへふりにし我もきふてとに【てとに:それぞれ左脇に〻見せ消し】はまた【はまた:追記】ふけるあやめに老をすて【をすて:それぞれ左脇に〻見せ消し】やさん【やさん:追記】
【添削結果:軒端たへふりにし我もきふはまたふけるあやめに老やさん】
盧橘【ろきつ:ナツミカン又はキンカン】
〽遠きをは【遠きをは:それぞれ左脇に〻見せ消し】ねさめして【ねさめして:追記】花橘に【に:左脇に〻見せ消し】の【の:追記】におはやて【はやて:それぞれ左脇に〻見せ消し】ふよは【ふよは:追記】老の常そさらに恋しき
【添削結果:ねさめして花橘のにおふよは老の常そさらに恋しき】
蓮
〽風かほる池のはちすは老しく乃【乃:左脇に〻見せ消し】・【・:もなれを】心の□【□:花?】ととひ【ととひ:それぞれ左脇に〻見せ消し】になさ【になさ:追記】りけはや
【添削結果:風かほる池のはちすは老しくもなれを心の□【□:花?】になさりけはや】
泉
〽わきかへり□のいつみに老の世の心のあか【あか:それぞれ左脇に〻見せ消し】ちり【ちり:追記】もきよめつるかな【きよめつるかな:それぞれ左脇に〻見せ消し】あらふ涼しさ【あらふ涼しさ:追記】
【添削結果:わきかへり□のいつみに老の世の心のちりもあらふ涼しさ】
【左頁】
立秋
〽ことしたに【たに:それぞれ左脇に〻見せ消し】さへ【さへ:追記】なかは過ぬと秋風もわきて身にしむ老の衣も
【添削結果:ことしさへなかは過ぬと秋風もわきて身にしむ老の衣も】
七夕
〽天川<割書:絶ぬ|ふかき>□をわかよはひやそせの□・【・:乃秋かけこ】にくみて【くみて:それぞれ左脇に〻見せ消し】しらなく【らなく:それぞれ左脇に〻見せ消し】
【添削結果:天川<割書:絶ぬ|ふかき>□をわかよはひやそせの□乃秋かけこにし】
萩
〽いく状か老の心をそむれ【むれ:それぞれ左脇に〻見せ消し】めきて【めきて:追記】とも秋にのこらぬ萩乃花すか
【添削結果:いく状か老の心をそめきてとも秋にのこらぬ萩乃花すか】
蘭
〽かにめてくきてこそ見つれ前はかまたりふし【たりふし:それぞれ左脇に〻見せ消し】れをも【れをも:追記】わかぬ老の身なれと
【添削結果:かにめてくきてこそ見つれ前はかまれをもわかぬ老の身なれと】