翻刻
【右丁】
一種
むさしあふみ
【左丁】
一 茎(けい)三 葉(やう)岐(また)を生(せう)する物(もの)には
岐(また)の間(あいた)に花(はな)を生(せう)す天南星(てんなんせう)
に似(に)て白色(しろいろ)に淡緑色(うすみとりいろ)の竪(たて)
筋(すし)あり蕊(すい)白色 鬚(ひけ)なし花の
形(かたち)鐙(あふみ)に似(に)たり故(ゆへ)に名(な)つく先(せん)
輩(はい)此を由跋(ゆはつ)に充(みつ)るは穏(をたやか)なら
す由跋(ゆはつ)は天南星(てんなんせう)の嫩苗(なへ)なり
むさしあふみにあらす
【版心の中央】蒟蒻