翻刻
【右丁】
蒟蒻(くしやく)
こんにやく
【左丁】
園圃(ゑんほ)に栽(うゆ)三四月 頃(ころ)宿根より花を
生(せう)す形(かたち)虎掌(こしやう)《割書:うらし|まさう》に似(に)て肥大(ひたい)花一弁
屈曲(くつきよく)せすして稍(やゝ)海芋(かいう)《割書:みつば|せう》に似(に)て紫(むらさき)
色(いろ)中心(ちうしん)又 紫色(むらさきいろ)の蕊(すい)長(なか)く出(いつ)従(したかつ)て葉(は)
を生(せう)す稍(やゝ)虎掌(こしやう)《割書:うらし|まさう》に似(に)て花叉(きれこみ)多(おほ)し
茎(くき)淡紅色にて斑(またら)あり根は天南星(てんなんせう)に
似て大さ拳(こふし)の如(こと)し舂(つき)て製(せい)し食料(しよくれう)とす