翻刻
【右丁 文字無】
【左丁】
本草図譜巻之二十二
東都 岩崎常正 著
毒草類
常山蜀漆(しやうさんしよくしつ) やまうつぎのは《割書:本草和|名蜀漆》 せんずい《割書:紀|州》
へみのちや《割書:越|前》 こくさぎ
根(ね)を常山(しやうさん)と云 苗(なへ)を蜀漆(しよくしつ)と云五六尺の小木なり藩籬(まかき)となす枝(ゑた)幹(みき)青白色(うすあをく)
葉(は)は辛夷(しんい)《割書:こぶ|し》に似(に)て小く二三月 頃(ころ)枝(ゑた)の間に穂(ほ)を生(せう)して小(ちいさ)き緑花(みとりのはな)を開(ひら)く其実(そのみ)三
四 房(ほう)一処につきて稍(やゝ)大茴香(たいういきやう)の形(かたち)に似(に)て小なり苗葉(へうやう)甚(はなはた)臭気(しうき)あり蘇恭(そけう)の説(せつ)に