翻刻
【右丁】
葉(は)《振り仮名:似_レ茗|めいにゝて》而 狭(せはし)と云 弘景(こうけい)云 細実黄者(さいしつわうなるもの)呼(よんて)《振り仮名:為_二鶏骨常山_一|けいこつしやうさんとなす》と云 是(これ)なり
一種 海州常山(かいしうしやうさん) くさき《割書:本草|和名》 たうのき《割書:仙|台》
漢名(かんめう)一名 臭竹樹(しうちくしゆ)《割書:救荒|本草》 臭梧桐(しうことう)《割書:群芳|譜》
人家 多(おほ)くあり灌木(くわんほく)なり葉(は)は白桐(はくとう)《割書:き|り》に似(に)て小く夏月(なつ)枝(ゑた)の梢(こすへ)に五弁の白花を攅(さん)
生(せい)し実(み)は碧色(るりいろ)蛇葡萄(しやふとう)に似(に)て萼(かく)紅色(あかいろ)にして花(はな)に勝(まさ)れり此樹(このき)蠹(すむし)多(おほ)しくさぎ
の虫(むし)と云 小児(せうに)の疳疾(かんしつ)を治(し)す蘇恭(そけう)の説(せつ)に海州出者(かいしうよりいつるもの)葉(は)《振り仮名:似_二楸葉_一|しうやうににたり》と云 是(これ)なり
【左丁】
常山(しやうさん)
花
【版心の中央】常山