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コレクション: 養蚕の書

養蠶實驗録 - 翻刻

養蠶實驗録 - ページ 14

ページ: 14

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【右丁】 ことなり蚕(かいこ)は掃(は)き初(はじめ)の日より假令(たとひ)親類(しんるい)縁者(ゑんじや)たりとも蚕(かいこ)飼(か)う間(あいだ)は音(いん) 信(しん)の疎略(そりやく)なるを互(たがい)に断(ことわ)り置(おき)て少(すこし)も手抜(てぬけ)無(な)き様(よう)大切(たいせつ)に扱(あつか)うべし僅(わづか) 四五十日ばかりの勤労(つとめ)なれば昼夜(ちうや)心(こゝろ)を尽(つく)して育(そだ)つべし礼記月令(らいきぐわつれうに) 云(いわく)禁(いましめ)_二婦女(ふじよを)_一母(なかれ)#1觀(けわいする)省(はぶいて)_二《振り仮名:婦-使|ふしを》_一歡(すゝむ)_二蚕事(さんじを)_一といへるも此心(このこゝろ)なり然(しか)るに 愚(おろか)なるものは一所(いつしよ)に举(こぞ)り會(あい)無益(むゑき)の長話(ながはなし)に时(とき)を移(うつ)し俄(にわか)に周章(あわたゞし) く桒(くわ)を採(とり)に走(はし)り或(あるい)は桒(くわ)の調(こしら)ゑ等(など)麁末(そまつ)にし又(また)は桒(くわ)の与(あてが)いにむら などある欤(か)かように疎略(そりやく)の飼方(かいかた)して不作(ふさく)なれば年(とし)の廻(まわ)り我運(わがうん)の 悪(あし)き等(など)と心得(こゝろう)るは誠(まこと)に愚(おろか)の至(いたり)なりか様(よう)のことは蚕(かいこ)のみにも限(かぎ)るべからず能々(よく〳〵) 心得(こゝろゑ)べきことなり    人(ひと)に疎(うと)し蚕飼(こがい)の女(をんな)賢(けん)ならん 【左丁】 【図】  気   に   かゝる  花は   しまふ      て    蚕飼(こがい)      かな