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コレクション: 養蚕の書

養蠶實驗録 - 翻刻

養蠶實驗録 - ページ 36

ページ: 36

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【右丁】 悔(くわい)すとも詮無(せんな)き如(ごと)し之(これ)に依(よつ)て聖徳太子(せうとくたいし)の教(をしへ)に養蚕(ようさん)は赤子(あかご)を 養(やしな)ふ如(ごと)く為(す)べしとあり   文久三癸亥年三月 穀旦    武玉川通橘樹郡稲毛領宿河原村里正             関山五郎平慶定 著             同五郎右衛門慶頼同挍 養蚕実験録 終 【左丁】    追加 ○蚕種(こたね)を寒水(かんすい)につけるは午(うま)の日より四日つけて酉(とり)の日に揚(あげ) て乾(かはか)し置(おく)く#1は尿(いばり)の気(き)を除(ぬ)き種(たね)に潤(うるほひ)を持(もた)せ勢気(せいき)を増(ます) なりと云(いふ)是を春(はる)餘寒(よかん)強(つよ)き日 納(しま)#2ひ置(おき)て又 春(はる)産(うま)れ出(いづ)る 十二三日 前方(まへかた)に天 気(き)快晴(くはいせい)の日に朝(あさ)より四時(よつとき)迄 二時程(ふたときほど) せい( |清)水(すゐ)につけ引揚(ひきあげ)種(たね)の裏(うら)を日向(ひなた)へ出(いだ)し半乾(はんかは)きに干(ひ)たる を器(うつわ)に並(なら)べ幼飼(をさなが)ひすべき座敷(ざしき)の少(すこ)し暖(あたゝか)なる所へ揚置(あげおく)べし 虫(むし)の出方(でかた)二三日 早(はや)く勢気(せいき)一際(ひときわ)宜(よろ)し元来(ぐわんらい)青葉(あをば)を好(この)むもの なれば紙(かみ)を濡(ぬら)し種(たね)に潤(うるほひ)を付(つく)る也又 産(うまれ)出て養(やしな)ひ中(ちう)多くの 人 虫(むし)にばかり眼(め)をつけ蚕尻(こした)に潤(うるほひ)なく乾(かはき)き#3過(すぎ)て毒(どく)となる