みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

弘化丁未天變日記 - 翻刻

弘化丁未天變日記 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

計りに取縮めたる仮家家族八人住むへき様もなけれとも 同し仮屋造らんに便利なる事もあらんときのふ迄ハ忍ひ居たれ ともさをに工夫もあらねハたゝ気欝を凌ん抑小人営みより高く ほりたて柱ぬまぶき小屋造らんと近郷知己の農家へぬま をたのみ東西九尺南北三間余に造りぬ通例転し根太なれと 入梅の節近けれハ湿気凌かんに小壱尺深く根太はり あけぬ雇人四五人申の刻はかり造り終りぬ昨夜迄一丁 互に夜回り終夜一同いぬる人なし今宵より一同申合を一時 三人抔二而夜回りあり未の刻別役両人来る時節柄火之本 別而入念可被致様御当番より被仰出候趣演説す尤藩中一同 回る藩中両度の地震に半潰れ家たもち難く追々取壊つ 家多し初度の地震稲田町尤劇し潰れ家四五軒あり 野田村辺潰れ家多し裏河原町表河原町居屋敷縁下 或ハ築地地割多し河原町御堀際ハ長屋一棟縁下地割 夥しはしめにしるすへきを書落しぬれはこゝに記す 四日朝快天昼前むし暑く昼後薄曇り申の下刻小ゆれ 夜亥の刻中ゆれあり藩中仮小屋手宛もなり難き物見家 へ御上よりぬまを給る市ノ橋外升形へ御使者凌の仮屋懸る 此節備後守様御通行あるよし 五日朝曇午の刻大南風夕方雨少し降夜二入り大風寅の刻