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コレクション: STAGE1

弘化丁未天變日記 - 翻刻

弘化丁未天變日記 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

十五日薄曇申の刻雨ふる夜中快天亥の刻小ゆれ 此変事前ゟ滝川茂兵衛椽下に狐子産む三疋日を経るに 随ひ人慣れ親狐もともに出て人を恐る事なし児等の致随ひ ものなりとそ未年に此難を前知をりにやと思える 藤林梅仙宅に例年其関臺所共雀七八ヶ所も巣をくむ今は 其関へのみ巣くみたり不宮也と思ひ居けるか此変に臺所潰れ 其関の方恙なし不思義也と語りき 町家所々へ例年燕巣くふ今年巣くむ家なし此変後燕メ 巣をくみはしめたるわこれも不思義のひとつ也 十六日快晴巳の刻曇午の刻過小ゆり未の刻より小雨戌の 刻大雨二なる 十七日曇山燕夥しく出る未刻雨折々山鳴動小ゆり夜に入雨 此頃藩中町家共普請夥し 十八日曇午の刻過晴子の刻寅の刻両度小ゆれ有 十九日薄曇小雨午の刻霽れるけふハ終日ゆれなし 上ゟ此度の変事御手宛として米才木分限二応し賜る 廿日曇午の刻過小雨申の刻小ゆれ寅の刻小ゆれ有是迄 御徒目付御城下藩中御城内とも廻りありけふ限りにてやむ 廿一日曇卯の刻南風辰の刻やむ申の刻小雨暮頃西風大雨 戌の刻過風止み雨ふる子の刻雨やむ申の刻過小ゆれ有