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コレクション: STAGE1

弘化丁未天變日記 - 翻刻

弘化丁未天變日記 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

長屋仮家より火をあまし近隣打寄とく鎮めぬ 廿七日快天時々小ゆりあれともさまてのこともなし人々日覆 露覆のみかりそめに造り立たる仮屋にかさなり伏たる いふせくもいしましくも譬んに物なし此日一丁通しあり事記左の如し  此節居宅仮小家共火之本別而念入候様可被致候且盗賊入込  候哉も難計候条面々屋敷昼夜共無油断心付可被申候若紛敷  者も候ハゝ早速召捕其筋へ可被申達候且又此節之変事二付彼是  雑説有之騒々敷候哉二も相聞以之外二候条右等之処も心付可被申候 廿八日暁南風しはらく吹止む今朝もまた快天終日小ゆれあれとも 記るすにハあらす或人云妙香山飯綱山黒姫山鳴動新井駅迄其 音聞ゆと居多辺裏山もまた鳴動す信州丹波島川水一滴も なしいりまた此川筋上流に山崩して堰留たるならんとその下流の うへに松本松代飯山辺人心安からす此流水一時に来らハ防くに 術なからん変をはかり山手のかたへ遁れ行国矦丹波島往来の 旅人を危み当所を構へて往来をとむ矦もまた山手の方に 野陣を張つて不時の難を避んと構うる 廿九日暁二三度中ゆりあり半晴半曇朝ゟむせ暑し抑 廿五日ゟ今日迄昼夜とも空近く覚ふけふハとりわけ空あひ悪し 午の刻また大ゆれす畑中砂水をふき出す事前のことし はしめ大ゆれの後井中砂をふき出し水一滴もなし近隣皆