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コレクション: STAGE1

弘化丁未天變日記 - 翻刻

弘化丁未天變日記 - ページ 8

ページ: 8

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出丸御蔵きのふの地震に大破損御堀端の御蔵米堀中へ陥る 事弐百表計り地震以来むく鳥夥し夜に入とも啼くその 声牙たちて物冷し一丁通し有事記左の如し  此節度々之地震二付色々虚説申触候向も有之哉二相聞以之外二  候条右等之風説決而信用と致間敷候全ク虚二乗し訟拠も  無之儀を申出し人気を騒かし変事中不埒之至候右躰  跡形も無之虚説を申触候者ハ其本聞届速々差押候様役  筋へ急度申渡置候間此段可被越事前二且下人等へも心得違  無之様厳敷可被申付候 四月朔日半晴半曇けふも小ゆり折々あり先夜の雨漏り二 懲りて家々戸々なへて小屋かけかゆるそのうへ大ゆれたひ 重れハいつ果つへきや天変人智の給ふ所ならすもかりそめに 造り立たる竹からみ小屋はりこほちほり立柱にぬまぶき屋 根弐間九尺或ハ弐間三間おの〳〵家族の多少に随ひ数月も こゝに凌んと構ふされハ縄竹杉木葭簀茅簀なんと 伝テあしきハ求めえる事難しわけてぬまふき藁近郷に 絶果たり酉の刻過二けり東の方近郷に螺貝ふき在 鐘たゝち鳴らすすへて此国郷中の風俗火災ある時ハ鐘たゝち ならし盗賊あるひハ臨時の変に螺貝鐘うち交をてその変 を伝ふ螺貝鐘うち交るハ火災ならす盗賊ならハ時刻も