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コレクション: とりあえず気になる

鯰太平記混雑ばなし - 翻刻

鯰太平記混雑ばなし - ページ 5

ページ: 5

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【OCRのまま】 するにがらくたのよくさまることあたはずぐわら〳〵と崩(くづれ)立 微塵(みぢん)に成也 飛散(とびちつ)さら されば八百万神の留守を預(あづか)る表(ゑびす)三郎 此騒動(このさうどう)を聞と等(ひと)しく出雲(いづも)の国へ 飛脚を以て注進拂のはを曳がごとしなれば大社に於て天照なれば 給ふこと大かたならず即諸神(すなはちしよじん)をめしつどへ早速(さつそく)に御 評(ひやう)義有て鯰征伐(なすまづせいほつ)の追(つひ) 付使(とうし)として鹿島(かしま)太神を大 将軍(しやうぐん)と定め又大火防(またたいくわふせぎ)の為として登岩(あたご)大 権(ぐん) 現(げん)を副将軍(ふくしやうぐん)とすめ給ひ其夜のうちに下し給ふ斯(かゞ)て両神は僅(わづか)のひま に関東へ御帰陣有て悪魔降伏(あくまがうぶく)おん敵退散(てきたいさん)の陣(ぢん)を張既(はりすで)に御勢を出 し給ふ爰に舟島の股脚(こう)たる要(やまめ)石之助 不動(ゆるぢん)は我先陣(われせん)と呼(よ)ばわつて ぬらくらだつたる絵勢(ゑすゐ)の真(まん)中へわつて入り髭(ひげ)をつかんで礫(つぶて)にとり打つぶし たゝき秋当日を書ひ押へとればこれが為ふべきしきして終に降参きり しかは大将揺高(たいしやうゆうたか)を高手(たかて)にいましめて磐石(ばんしやく)をもて押(おさ)へとし是(これ)に番(ばん)を 附置(つけおき)て地震番(ぢしんばん)となづけたりその余の小(こ)なまづ等(ら)は半台(はんだい)へ入(いれ)おき 後(のち)に荷焼(かばやき)やへ下(くだ)られけるとぞ又火防方(またひふせがた)の大将愛宕山大権現(たいしやうあたきうだいいんげん)は 水神(すゐじん)へ御下知(おけぢ)手(て)の大(ひ)の手(て)を防(ふせ)がしめ給ふそのめん〳〵は玉川(たまがは)平(ひやみ)め助(すけ)。 きやすみんだがはようすめたいほりぬさゐごろんうまゐつるべいからこしじんばてんするおもきち 清澄(きよすみ)。神田川用水斎(かんだがはようすゐさい)。堀抜井戸進(ほりぬきゐどしん)。車井釣瓶(くるまゐつるべい)。龍越玄蕃(りうこしげんば)。天水桶吉(てんすいおけきち) 等(ら)。一手(いつて)に成(なり)て爰(こゝ)を先金(せんき)と防(ふせ)ぎつゝ火水(ひみづ)に成(なつ)て越(こゝろ)ひけるにはや夜(よ)も明(あけ) て日輪(にちりん)の光(ひか)りに火(ひ)の手(て)は下火(したび)となり四方(しはう)に廻(まは)る水(みづ)の手(て)に打消(うちけさ)れて古 見(み)へければ軍(いくさ)は勝(かち)ぞと一同(いちどう)に時(とき)を作(つく)りしゑい〳〵声此時(こゑとのとき)おくれて走(はせ) 来(きた)る味方(みかた)の遊軍職人勢手間高大九郎家立(ゆうぐんしよくにんぞくてまたかだいくらういへたて)。加部(かべ)の左官太仲(さくわんたまつ) 塗(なり)。土方日(だかたひ)やとひ助成高張丸太郎家押(すけなりかうはりまかたらういへおし)。渋板(しぶのた)はめ六針打発(ろくくぎうちうおひ)