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コレクション: STAGE2

愛知岐阜福井三県 大地震見聞録(内題) - 翻刻

愛知岐阜福井三県 大地震見聞録(内題) - ページ 6

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《割書:愛知岐阜|福井三縣》大地震見聞錄                       野 崎 左 文 校 閲                       秋 風 道 人 編 輯     ◎地震の原因【印・地震研究所図書之印】 明治(めいじ)廿四年十月廿八日午前六時三十九分|美濃(みの)、尾張( をはり)、福井(ふくゐ)の地方に大地震(おほぢしん)ありて潰れ家 数十萬戸、人畜(じんちく)の死傷(しゝやう)幾許(いくばく)なるを知らず東京中央気象台の観測(くわんそく)に拠(よ)れば発震(はつしん)時は同日 午前六時三十九分十一秒にして震動(しんだう)時間は七分時間、最大(さいだい)水平動(すゐへいどう)は二、四秒時間に付 卅一、五|耗(もう) (曲尺一寸〇四厘)又 最大(さいだい)上下動は二、四秒時間に付四、五|耗(もう) (同一分五厘) を 示(しめ)したり名古屋、岐阜の両測候所にてはその感動(かんだう)一層強くして指針(しゝん)は為めに盤器(ばんき)より 外(はづ)れて其用を為さゝるに至り終(つひ)に同所に備付(そなへつ)けたる通常の検震器(けんしんき)にては其震力等を計(はか) ることを得ざりしは返(かへ)す〳〵も遺憾(ゐかん)の至りなりき右の次第(しだい)なれば同地方の上下動は何程(なにほど) なりしか其の水平動(すいへいだう)は何程(なにほど)なりしかを知る能はざるも其の被害(ひがい)の多きを以て震動(しんどう)の非 常に強大(きやうだい)なりしを想像(さう〴〵)するに足るべし抑(そも)〻我が日本は西洋人(せいやうじん)より地震国(ぢしんこく)の綽号(あたな)を付せ