翻刻
は其橋台橋脚《ルビ:共|とも》に《ルビ:其中央|そのちうはう》より折断せり、又木曽川岐阜《ルビ:間|かん》に《ルビ:在|あ》る避溢橋七十呎のもの
四十呎のもの《ルビ:何|いづれ》も其橋台に《ルビ:裂目|われめ》を《ルビ:生|しやう》じたり、境川鉄橋の橋脚は《ルビ:東|ひがし》より第五第六二箇
は《ルビ:皆其|みなその》鉄柱一本を《ルビ:切断|せつだん》したるも《ルビ:其他|そのた》は未だ《ルビ:異状|いじやう》を《ルビ:呈|てい》せず但し両橋台は《ルビ:皆異状|みないじやう》なく橋
上鉄軌は木曽川と《ルビ:同|おな》じく山路形を《ルビ:為|な》したり岐阜駅は貨物庫駅長官舎《ルビ:悉|ことごと》く傾倒せざ
るものなく停車場本家は《ルビ:甚|はなはだ》しく《ルビ:傾|かたむ》きたり
岐阜大垣間 長良川《ルビ:鉄橋|てつけう》東端の橋台は《ルビ:前部|ぜんぶ》に《ルビ:少|すこ》しく傾き《ルビ:橋脚|けうきやく》 は東より第一第二は其
《ルビ:鉄柱|てつちう》を《ルビ:切断|せつだん》し第三第四は水中にて切断し四《ルビ:辺|へん》に《ルビ:散乱|さんらん》したる為め《ルビ:鉄桁|ガーター》を《ルビ:墜落|つゐたく》【読み:つゐらく】し第五は
東へ凡そ三呎《ルビ:許傾|ばかりかたむ》けり第七は《ルビ:水際|みづぎは》にて《ルビ:切断|せつだん》し凡そ二呎許西方へ《ルビ:移動|いどう》せり、五六川
鉄橋七十呎は《ルビ:両端|りやうたん》の橋台は何も《ルビ:前部|ぜんぶ》へ傾き鉄桁は《ルビ:上流|じやうりう》に甚しく傾けり又同川の《ルビ:西方|せいはう》
避溢橋の両橋台は《ルビ:皆前面|みなぜんめん》に《ルビ:傾倒|けいたう》せり、犀川鉄橋西端橋台は《ルビ:少|すこ》しく前面に傾倒し橋脚
《ルビ:鉄柱|てつちう》は《ルビ:下部|かぶ》にて《ルビ:切断|せつだん》したるものゝ如し、揖斐川鉄橋東端の橋台は《ルビ:少|すこ》しく《ルビ:前面|ぜんめん》に傾き
西端の橋台も《ルビ:亦|ま》た同じく《ルビ:鉄軌|レール》の《ルビ:接際|せつさい》に《ルビ:裂目|われめ》を生じ橋脚は「ウエル」の上部或は其二三
呎の処に《ルビ:裂目|われめ》を生じたるも木曽川長良川に《ルビ:比|ひ》すれば《ルビ:損傷|そんしやう》極て少きものなり、同川西