東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

最明寺殿教訓百首 - 翻刻

最明寺殿教訓百首 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

【右丁】 馴(なれ)〳〵て   いかに  したしき   中なり      と  心に    ふだん  礼儀   わするな およそ人 隔心(きやくしん)なる間には気づかひをしてたがひに慇懃(いんきん)なるによつて礼儀 作法(さほう)たが はずしたしく心安き中にては気をゆるし■事たしなまざるによつて慮外(りよくわい)卒忽(そこつ)礼儀 をみだしわざはひ出来なり親しき中に礼ありといふ事尤なるかな 【左丁】 隔(へだて)なく  うちとけ   あそぶ  そのなか      に  まじりて   そむく   ふりぞ   見にくき 衆人(しやにん)愛教(あいけう)あれといふに人ゝ心よくうちくつろぎかたらひあそぶ中にをのれひとりそこな ひやはらがざるは心のひがみとやいはん気随(きすい)ものとやいはん嗜(たしな)むべき事とぞ