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コレクション: STAGE1

信州大地震一件之冩 丁未弘化四年三月吉日 - 翻刻

信州大地震一件之冩 丁未弘化四年三月吉日 - ページ 37

ページ: 37

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しるところにて日本三如来乃第一なり されバ此度もかゝる|急変(キフヘン)の折からに 御堂つゝかなかりしハ|全以仏力(マツタクモツテブツリキ)乃しからし むるところか末世乃|利現(リゲン)いちじるく いよ〳〵あほきしんじべき事にこそ 信心ごせうを願ひ助りに行し者 皆生埋二なるとハ何事ぞたれぞ助て くれる者ハなかつたかいかなる事や 一当所横丁へ|此頃按摩来(コノコロアンマキタ)り|居(イ)テ夜分ハ|笛(フヘ) ヲ吹テ|挊(カセギ)二|毎晩上下(マイバンカミシモ)ト|歩行(アルキ)し|故(ユヘ)或時 |按摩(アンマ)ヲ|呼(ヨビ)入て|揉療治(モミリヤフジ)をしながら|其(ソノ) |許(モト)ハ|何国(イヅク)乃人にテ候哉ト問按广乃|答(コタヘ) 拙者ハ信州の者也又問信州ならバ此度 乃地震乃様子ハ如何存居候哉按广 答て拙者事其地震故二此間当所江 参り候也ト|然(シカレ)ハ其様子ヲ問按广曰 私義ハ《松本》乃者也此度善光寺開帳故 諸国ゟ諸人参詣有べし依て商売   善光寺ゟ南に当り三里あり |挊(カセギ)に《稲荷山》ト云所家数三百七十六軒 程有之諸人通行の道筋故此所乃 |端迦(ハジハヅ)れノ方|少分成(チイサナ)宿へ私ト外二壱人 同商売按广二人ニテ旅宿ヲ定毎晩 商売ヲ勤居候所二三月廿四日の事ハ 一人乃按广ハ早夕飯ニテ商売二出掛 私事ハ飯ヲ|静(シヅカ)二|給(タベ)テ仕舞一ぷくいたし