みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

善光寺地震聞書 - 翻刻

善光寺地震聞書 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

の皮と引かへける又生学者の違ニ鷹頭を 鴉の首と心得牽午子を牛の子と思ひ時 鳥を鶏と読(ヨム)を聞て是ぞ雲天万天の違ト 笑ふかたことも是も御(ヲ)|月(ツキ)とすつぽん程|違(マチガイ) 多キ世の中の人の心の|迷(マヨイ)|行(ユク)野道を|独歩(トツボ)の 美女を見て|狐(キツネ)|狸(タヌキ)とうたごふは理り成レども 不幸の有りて七日目当り門に水鶏(クイナ)のたて 音幽霊なりとおどろかん其夜は定テおびへ ける又うかつに物にあわてば|雪(ユキ)の山ヲ見て 大象と思ひ蛇籠を見て|蟒蛇(ウハバミ)成とおどろき 夜道に狵(ムクイヌ)ヲ見て|狼(ヲヽカミ)成と恐れば黒犬を熊と おどろかん女は心細キ者にて家狸(ねこ)家鹿(ねづみ)迄 魂消ける古へ大坂陣にもうろたへける者ら 的の立ツ木にて目を突|芥子(ケシ)の一粒につま つきける又文治の軍にもワら人形を見て