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不消して光りけり如来様御座しける 【「所ハ」を消す】
御山は夜な〳〵光りかゝやきて空に
紫雲のたなびきけるぞ有難き地震の後
別当山海僧正を始として生残りたる僧
達御迎ニ参り難波が池の古例を以て即
的に請じ奉り御本堂あれし故仮の
御堂ヲ作り此内へ入せ給ひける爰にて開帳シ
奉り四月十五日に閉帳なり
不消灯明之事
抑消ずの灯明と申は大日本に三ヶ所あ
り一ツは記【紀、ママ】州高野山ニあり壱ヶ所は勢州
山田なる外宮太神宮の辺り成高天原
の天の岩戸なる所に有り一灯は信州善
光寺の御堂に有りて代々に消る事なし
此度の地震にも右の如くにて有りける
是ぞ神仏のきどく有りけるしるし成
実也三十三箇所の観音谷汲山の詠哥に