翻刻
にすれは上食(ぜいじき)也次は麦米あはひへの類ニ三分も入る
極貧者(ごくひんしや)は松の粉(こ)斗も食(しよく)する也大豆の粉あま茶
なと少し入るもよし茶からを干ひきませてもよし
貧者(ひんしや)の為には餅団子(もちだんこ)より香煎(こうせん)の方心安く
してよし朝(あさ)三|椀(わん)も食(しよく)すれは午時迄|飢(うへ)をしらすまた
松の粉をよく炒て飯の上おきにして食するにあく
抜せされともよろし
藁(わら)餅之製法
藁(わら)の根元四五寸程に去り又末五六寸を切捨ニ三分ツヽニ
刻み二三日水にひたし能(よく)干ほふろくにて砂|磨(ひきうす)にて
ひきすいのふにてふるひ麦粟(むきあわ)其外さつま芋抔松の
粉の通りに何にてもニ三歩通りませあわせせいろふ
の類にてむし臼にても摺鉢(すりばち)にてもつきて餅団子と
なして食すへし
土粥之製法 或官医の家法也
土は何方の土にても砂石(しやせき)の少く土めよきゑらひ