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コレクション: STAGE7

地震預防説 - 翻刻

地震預防説 - ページ 26

ページ: 26

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荒されし幾多の都府に命じて深井坑穴を 其周囲に穿たしむべしと決せし由を記せ り是より已来頗 ̄ル其災害の懼 ̄レを減せりと云 《ルビ:邏瑪|ローマ》人嘗て「カピトール」《割書:邏瑪の城|郭の名》を築きし 時此予備法を用ひしに其一部のみは常に 殆 ̄ント地震の激盪を受ける故に此予防法爾来 次第に其国中に行はれたり一千七百年代 の初 ̄メに発せし劇しき地震の頃「タウリス」《割書:伯|爾》【伯爾のルビ:ペル】 《割書:西亜王|の名》【西亜のルビ:シア】も此変に遇しに《ルビ:伯爾 西亜|ペルシア》人其都府 の周囲に多く深坑大穴を穿たしめしが其 挙果して験ありしにや又は他の事故に由 ることなるやは知るべからされともそれ よりして地下の振盪漸々に鎮まれりと云 独 ̄リ此深き坑穴のみにて猶既に斯く洪福を 得るものならば其数多の坑穴に夫(カ) ̄ノ越列幾 的児を地上に漏出せしむる銅鉄の引導器 を具へば其大裨益あること果して如何ぞ や抑 ̄モ此正直なる深き坑穴に一箇の引導器