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コレクション: STAGE1

訓蒙 天然地理學 下 - 翻刻

訓蒙 天然地理學 下 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

里(り)に至るものあり、    雪崩(ゆきなだれ)、 高山(こうざん)の雪(ゆき)、或(あるい)は氷原(ひやうげん)より、其|山下(さんか)の谿谷(けいこく)に溜(りう)【流の通仮字】下(か)す る所(ところ)の、氷雪(ひやうせつ)の塊(かたまり)、之を雪崩(ゆきなだれ)と云ふ、雪崩(ゆきなだれ)は時(とき)あつ て、人畜(じんちく)の生命(せいめい)を損(そん)じ、家屋(かおく)を毀傷(きしやう)する等(とう)の、害(がい)を 為(な)す事あり、    雹(あられ) 空気(くうき)の上層(しやうそう)に於て、水蒸気(すいじやうき)|雨滴(うてき)を結(むす)び、その落(おつ)る に当(あた)つて、温度(おんと)氷点(ひやうてん)に下(くだ)れる空気(くうき)の層(そう)を過(すぐ)れば、 忽(たちま)ち凝固(ぎやうこ)して雹(あられ)となる、もし稍(やゝ)凝固(ぎやうこ)して未(いま)だ氷(ひやう) 結(けつ)するに至(いた)らざれば、霙(みそれ)となつて降(くだ)るなり、夏候(かこう) に在ても、空気(くうき)|動(やゝ)もすれば俄(にはか)に寒冷(かんれい)なる事あり、 故(ゆゑ)に此候(このこう)|雹(あられ)を降(くだ)す事|往々(わう〳〵)之あり、   第十五章    気候(きこう)、 各異(かくゐ)地方(ちはう)の寒暖(かんだん)と、燥湿(そうしつ)の度(ど)を併(あわ)せ述(のべ)んが為(ため)に、 気候(きこう)なる名(な)を用(もち)ひたり、日(ひ)は地球上(ちきうしやう)各地(かくち)に温暖(おんだん) を与(あた)へ、且(かつ)乾燥(かんさう)ならしむが故(ゆゑ)に、日(ひ)地平上(ちへいしやう)にあ