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コレクション: STAGE1

訓蒙 天然地理學 下 - 翻刻

訓蒙 天然地理學 下 - ページ 16

ページ: 16

翻刻

日(じつ)の如(ごと)くならざるに至(いた)れり、しかれども林木(りんぼく)を 伐尽(きりつく)す事、動(やゝ)もすれば損害(そんがい)を生(せう)する事あり、何(なん)と なれは妄(みだ)りに林木(りんぼく)を伐尽(きりつく)す時は、其|地(ち)寒風(かんふう)或(あるい)は 暴風(ばうふう)の防(ふせ)ぎを失(うしな)ひ、また多量(たりやう)の滋潤(じじゆん)を減少(げんしやう)する に至(いた)る、これ植物(しよくぶつ)の葉(は)は大(おほ)いに水気(すいき)を噴出(ふんしゆつ)する ものなればなり、〇第八、各地(かくち)の風勢(ふうせい)その気候(きこう)に 較著(かくちよ)なる徴(しるし)を示(しめ)す、風(かぜ)の性(せい)は上(かみ)に説(と)けるが如く、 その来(きた)る所(ところ)の地方(ちはう)、その径過(けいくわ)する地面(ちめん)に従(したが)ひて 寒暖(かんだん)あるものなればなり、〇第九、各地(かくち)年々(ねん〳〵)降(くだ)る 所(ところ)の雨(あめ)の量(りやう)、その地(ち)に滋潤(じじゆん)の多少(たしやう)を与(あた)ふる事(こと)に 由(よつ)て、その気候(きこう)に関渉(くわんせふ)するまた最(もつと)も大(おほ)いなり、大(たい) 約(やく)雨(あめ)は内地(だいち)よりも嶋国(とうこく)或(あるい)は沿海(えんかい)の地(ち)に降(くだ)る事(こと) 多量(たりやう)なり、また山中(さんちう)は平地(へいち)より雨(あめ)多(おほ)く、二至線内(じしせんだい) の地(ち)は其他(そのた)の地方(ちはう)より雨(あめ)を得(う)る事|大(おほ)いなりと す、   気候(きこう)の分類(ぶんるい) 各地(かくち)の気候(きこう)分(わか)つて二類(じるい)と為(な)す、夏時(かじ)冬天(とうてん)その温(おん) 度(ど)甚(はなは)だしき差異(さゐ)あるもの、之を大洲(だいしう)の気候(きこう)と云