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コレクション: STAGE8

大地震 津涛乃奇談 第二集 - 翻刻

大地震 津涛乃奇談 第二集 - ページ 18

ページ: 18

翻刻

うなぎは《ルビ:裂|さき》て《ルビ:焼|やく》なり道中にて《ルビ:巳|み》をさくるゝは《ルビ:延|えん》 《ルビ:喜|ぎ》あしく《ルビ:強|しい》て《ルビ:止|や》め給へ《ルビ:此元気|このげんき》にて《ルビ:白須賀|しらすか》か《ルビ:二川|ふたかは》 迄《ルビ:行|い》て又々やるべしと言しかば《ルビ:先|さき》に《ルビ:言出|いひだ》せし 男酒きげんにて大ひに《ルビ:腹|はら》を《ルビ:立|たて》《割書:常程「じやうでう」江戸表へ下る|ゆへ道中などにては》 《割書:江戸詞|を用ふ》ナニとふへんぼくめ道中は《ルビ:御互|ごたが》ひに《ルビ:堪忍|かんにん》して 《ルビ:付合|つきやつ》て居ればこそ《ルビ:旅|たび》は《ルビ:道連|みちづれ》《ルビ:世|よ》は《ルビ:情|なさけ》といはずや《ルビ:夫|それ》 に《ルビ:己|をの》れ《ルビ:壱人|ひとり》いやにしろ《ルビ:皆|みな》が《ルビ:付合|つけあふ》にヲノ壱人ゴタを 《ルビ:言|い》やがつて《ルビ:道中|だうちう》《ルビ:無事|ぶじ》の《ルビ:先折|さきをり》を《ルビ:仕|し》やがるとさん〴〵 に《ルビ:悪口|あくこう》しければ《ルビ:此方|こなた》の男も《ルビ:合点|がてん》せず《ルビ:我等|をら》は一両 《ルビ:度|ど》の道中《ルビ:貴様|きさま》は《ルビ:毎度|まいど》の《ルビ:旅|たび》ゆへ物事《ルビ:付合|つきやつ》てゐれ ば《ルビ:方図|はうづ》なく《ルビ:我侭|わがまゝ》ばかりぬらしやがる《ルビ:我等|をら》は《ルビ:不承知|ふしやうち》也 《ルビ:勝手|かつて》に《ルビ:仕|し》やがれと《ルビ:席|せき》を《ルビ:蹴立|けた》てゝ《ルビ:出行|いでゆき》しが《ルビ:残|のこ》る人々 大ひに《ルビ:興|けう》を《ルビ:覚|さま》し又々《ルビ:酒盛|さかもり》を《ルビ:始|はじ》めける其中に 一人多介ばかり《ルビ:先|さき》へ《ルビ:遣|や》りては《ルビ:古郷|ふるさと》へ《ルビ:帰|かへ》りて人の《ルビ:思|おも》