地誌・紀行・寺社縁起

コレクション: 渡辺崋山

崋山全集. 第2巻 - 翻刻

崋山全集. 第2巻 - ページ 82

ページ: 82

翻刻

「監督を以て、其外にて、其外にて、あれば、其外にて、 一三六 ばかもあり、凡村雨犬村故に上中上にわかも普香米なり、村田の間凡一里ばかり 皆田両人家の関を行浅間の諸帝樹国に臨見す。凡浅間の煉快時は冷風立ときは なき風嘯の非たがふ事なし。今日は風なり木略太田の國の間を行て一里時にして 尾島にいたる、尾鳥は人民相通り聲の如し、戸數凡二百軒無恙づくも打ませる。 れば酒もち、めし季をうる家下一軒はかもありぬらん。又消りやども二軒ほど見 めこれは市場にて意にいたれば京あり近郷より来ることも、おのづから人の往来つ に便路により此辺にいで来める。常もちらはらく人道あるなり此地郷田藤八と いふもの奇患あり家路もいと大きやかにてならばなく目に立てか。渡しはとの 橋よりわづか半足なるべし、到れば本小屋処々ならびたちていとわびしる用面に 者ざらぼひたる病の渡し中さんといへば直に編にのぼる。此冊あしの進めく小 舟にて又そぶれんと思ふばかも何たてかいとあやふし。川は常におふ乃根川根の 早越たよきる。樽はたはになりて幸ふにて向ひに感す、見かへれば日差足尾虎庫 浅間の山々年よともつかも川上にうかび街でノ最いはんかだなし。小半里も行 問は巻河のあれにあれて、長涸の瀦りすぎらんと思ふすじは大地も穿ち川となから のみてあらず。其身を生して。ことなり て、其有之はかとなく再び出で、杉林竹魚など川中と思ふ処に打のこりたるさま いと変し。凡是はかれ〳〵て互ひに伏しあひたるまでもなからんと思ふばか り前の上桑のあはひを包ども〳〵海山国ある処に出たり。岡田氏かねていひお とせしは吉本長次郎とかいふものゝ家響よとなれど、いづこをそれと問ふべき人 もなし。たゞ厠のかたはるに常に無のはさみえるあないとあやしけれければゆきも 見侍るに前所道とかきたてたるなり。これなんさる方なるべしとさめたてたる 力をさし行に、人家もおほしくてくもふしげも合ふたる處なるも邉に入度此わたり の塵夫とおぼしくあたらしき由の子に継なせる常を結びたはこ入居のあたもに 垂れて先だち行なり。青羅の酋ある家はいづこぞと国へばわども其旨にゆける ものなり飛来たまへと猶さきにすゝひ行く。こはいかにかゝるむつほき人のゆけ る実といへばなにとや聞たがへるならめいめいざいとたびきゝてよといふに、梅瓶 さきかけて御舟は何の命にと聞上へる意とで字をかき置とて京をかく何に至れ るなりといへば、世とは講釈を聞ずるとくわきまへりわが絶へにつき玉へと いふにあきれはてゝしたがひ行にあれにあれたる家のうしろの方より人もなりたり、 発行災行 一三七 其外にて。其外にて。これば。これば。其外にて。 にてその事なりけるになからざる事て。其身を