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コレクション: STAGE2

信越地震水記 全 - 翻刻

信越地震水記 全 - ページ 13

ページ: 13

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 行燈ゆり消し候間直様戸を蹴放し候内御母は小児を抱き庭へ  出申候理三郎如吉を出し可申と存候処両度迄ころび申下女一人二而  理三郎如吉とも一所二出し可申ところけ出し居を介抱いたし  漸々三人とも出し申候跡の下女両人は余之間二泊り消候と無中二  なり最早死候事と泣居申外より大声二而早く出よ〳〵と申候而も  出不申泣声聞へ候間自分飛込候得共真暗二而声斗り二而相分  不申漸々壱人之手を取り外江なけ出し又壱人も同様二いたし  漸安心致し候処又々内二而声のいたし候間誰々と呼候に理三郎義ハ  初二出し候をねほけ候而をつかん二逢候と存又々内江飛込漸々無  中二て出し庭中二戸板を敷皆々を置漸々大小を取り二内二入  申候其夜は八十度余も大きく震申候餘程続き由二候得とも右之  騒二て一向存不申跡二而承候得は勝蔵抔は表二而早く外江出見  候処屋根之棟ゆら〳〵と大浪を打候様二有之由危き事二而  御座候少々ツゝ地も破れ申候存外二家は潰無之候土蔵之壁は  多分落申候しかし中ノ条は一番軽く相聞申候今日迄二日二夜  庭中二仮家致し居申先々ゆり遠二相成候間両三日も立候ハゝ  止ミ可申候案事申間敷候一円二軽くなり候ても大七八度小五七十  度震申候猶追々咄を承り可申入候善光寺之咄は余程之  大変前未聞之由二御座候かわはや百人又は五十人連ㇾ之ばゝァ悉ク  押し打れ候上焼死いたしいやなる時節二逢候様二候得共又後学二  成候事共多く候古昔ハつりあんどん多有之由而地震二こり候時  節と見へ申候