東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

桜品 - 翻刻

桜品 - ページ 51

ページ: 51

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【右丁】 交(まじ)り咲 各(おの〳〵)いふ所 両義(りやうぎ)とも合(がつ)しぬ仍(よつ)て車 返と号 桜中(あふちう)第一也江戸桜も此桐谷の変(へん) なりされど桐谷は落花(らくくは)余念(よねん)なく散(ちり)がたの 心よきもの也江戸は花 劣(をと)らねど散(ち)らず枝に しぼみつく也是桐谷の勝(すぐ)れたりとす活所翁 も桜の第一にして白色(はくしき)微(すこ)し紅(くれなゐ)也 茎(くき)最(もつとも) 長(なが)しといへり又 泉州(せんしう)堺(さかい)慈恩寺(じおんじ)の地内(ぢない)に 【左丁】 車返(くるまがへし)といへる桜あり是は品ならず ○鈍永曰 津国(つのくに)藍村(あいむら)といふ所(ところ)の田(た)の中に 大木一 株(ちう)有花桐谷の八重也 年毎(としごと)に一 重づゝ減(げん)じて咲(さく)八年目毎に一重になる 九年目毎に元(もと)の八重と成也是又八重 一重といふ也 種類(しゆるい)にして同名(とうめい)別物(べつぶつ)也