翻刻
求程(きうてい)《割書:山心直立|の高程》の縮(しう)なり。
正横の界は彼此山間(むかふてまへやまあい)
の地径(ちけい)なり。又(また)短竪(たんしゆ)の
墨(すみ)《割書:盤東の中ほと|短き竪の墨》は此山(てまへやま)
求程(きうてい)《割書:山心直立|の高程》の縮(しう)なり。
上斜の墨は彼山|空径(くうけい)
の縮なり。下斜の墨は
此山|登斜(のぼり)の縮なり。扨(さて)
其上斜と下斜との墨
を。八町と五町と量取(はかりとり)
たる矩をもて。正竪(またて)の
界を量るに五夾(ごけう)有り。
《割書:一夾一町|つゝなり》五夾は
即五町なり。是
彼山(むかふやま)求程《割書:彼山心|の直立》
の町数なり。又
其矩をもて。短
竪の界を量る
に二夾半あり。
二夾半は即二
町半なり。これ
此山(てまへやま)求程《割書:此山心|の直立》
の町数なり《割書:或はまた其矩をもて。上斜の界を量れは彼山登斜の遠程□□|正横の界を量れは此山心より彼山心まて地径なり。上斜の墨を》
《割書:量れは此山頂より彼山頂まて空径なり。下斜の墨を量れは此山登斜の遠|程なり。此術小事には盤尺をも加入して量るべし。小差を捨れは大差となるものなり》