翻刻
三四五の形(かたち)現(あら)はれ。盤面(ばんめん)大成(たいせい)す
今現(あらは)るところの。三は求程(きうてい)《割書:彼正面|廣程》の縮(しう)なり。
四は|種子(たね)《割書:本座より目的の|右まての遠程》の|縮(しう)なり。五は|假借(かしやく)の
|縮(しう)なり。|差(しや)は|開除(かいしよ)《割書:前當開|廿五開》の|縮口(しうこう)なり。|扨(さて)其
|差口(しやこう)を|開除(ひらき)の|間数(けんすう)廿五間に|量合(はかりあはせ)。|其矩(そのかね)
をもて。|三(さん)《割書:三は元来彼面の縮口なれども。假に差口|と合して。本座より目的までの遠程と》
《割書:なし。是を|種に用ゆ》を|量(はか)るに|二夾(ふたはさみ)あり。|其上(そのうへ)に|差口(しやこう)の
廿五間を|加倍(かばい)して|假(かり)に七十五間と知り。是を
四に|名(なづ)くるの|種間(たねけん)とす。扨|新矩(あらたなかね)を|設(もうけ)て。四を
其|種間(たねけん)七十五間に|量合(はかりあはせ)。《割書:渾発をもて。此四を|七夾半に夾み。是を》
《割書:十間の矩|となつく》其矩をもて。|再度(ふたゝひ)三を|量(はか)る《割書:此三のみ。|初度と》
《割書:後度と両度量るなり。初度は目的まての假の遠|程に用ひ。後度は求程の間数に用ゆ。元来此三は》
《割書:求程の|縮なり》に|三夾(みはさみ)あり。《割書:一夾十間|つゝなり》三夾は|即(すなはち)
三十間なり。|是求程(これきうてい)《割書:彼方正面の|広程三十間》の間
数と|知(し)るべし
【図の説明ここから】
大成之図
此▽△ハ差也開除廿五間ノ縮口ナリ
又○ト合一シテ求程丗間ノ縮トス
此○ハ三也遠程七十五間ノ仮借也
実ハ▽△ト合メ求程三十間ノ縮間也
此✕ハ四也遠程七十五間ノ実縮ナリ
此△ハ五也仮借也大成ノ後ハ無用也
此|△ハ旧五也仮借也是又大成ノ後ハ
無用也量法委クハ本文ニ述ルカ如シ
【図の説明ここまで】