翻刻
下平井村聖天は土地さまで京地にあらず一 ̄ノ鳥居は石にて渡し場の
堤の上に建其傍に瓦ふける家ありからからうすあまたならべてしらけ
米雑穀あぶら紙抔何くれ貯はへうる田口源右衛門と呼其かみ
神君爰に成せられ御腰を懸させらる其時の御しとね御手
あふり御たばこ盆など悉くかれに下し置る子孫相伝して家宝
とす毎年四月十七日七月七日拝せしむと云過し乙亥葉月十一日
こゝに遊今年乙卯二月九日再遊過し葉月には逆井を渡りて
爰に来りけふは木下川薬師にまふでそれより上平井のわたし
して聖天のうしろの方より来る薬師にても爰にても